カテゴリー別アーカイブ: 双星の陰陽師

双星の陰陽師/50話感想(終)絆が繋いだ笑顔の大団円!罪も穢れも受け入れて、少年と少女は新たな未来を築く


星火寮の仲間の手助けを借りて、なんとか紅緒を救出したろくろ。改めて共に戦うことを誓い合う双星の2人ですが、安倍晴明の最終計画はすでに発動していました。

天御柱の花の蜜が世界に満ちる時、旧人類は滅び、清明の望む新世界が誕生する。果たしてろくろと紅緒は清明の計画を阻むことが出来るのか――クライマックスの最終回、双星の陰陽師第五十話『双星』のレビューです。

49話感想

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最後で最終な武器――それは2人が培ってきた『絆』


あまりにも強大な清明の力の前に、為す術なく諦めかけるろくろと紅緒。そのとき二人の前に現れたのは、天御柱に戻ったはずのさえの姿でした。


さえ「ダメだよ…まだダメ。パパとママはこんなところで諦めるような人たちじゃないでしょ?」

刻限が過ぎても拡散しない花の蜜。晴明に抗い計画を阻んだのはまさかの天御柱自身だったのです。


さえの言葉とこれまで出会った多くの人々の想いに背中を押され、双星は最後の力を振り絞り再び立ち上がります!

それは奇跡の共振を発生させ――


予言の神子を生み育む『双星の陰陽師』と『最強の陰陽師』、その最後の戦い。現世の未来を決める運命の結果は――


天御柱に宿った人格、全ての人々の想いとの共振。それは安倍晴明の予想を大きく超える結果でした。花の蜜生成に世界中から集められた人々の呪力。それは解放され、人々は元の姿に戻るという答えを双星と天御柱が選んだ瞬間でもあったのです。


ろくろ「好きだ、紅緒…」
紅緒「私も…大好き」


清明「アッハッハッ! 口づけは2人っきりの時にしてください」
ろくろ「えっ、口…い、いや、別に…」

ファイナルバトルが終わっていきなり告白タイムをはじめる2人にさすがの安倍晴明も大笑い。これも『天の導き』と此度の計画の失敗を認め、すっぱり諦める大物ぶりを発揮します。


清明「もう千年、待つことにします」
ろくろ「千年…」
清明「楽しみにしていますよ。千年後にこの世界が素晴らしいものになっているを」

双星達現世の人間に千年の猶予を与え、再び天御柱を封じ眠りにつく安倍晴明――こうして戦いは一先ずの決着を迎えるのでした。

大団円


戦いが終わり復活した現世では再び平和な日常が戻って来ました。

星火寮では亮悟と遥が結婚。披露宴ではろくろと紅緒がスピーチを披露しています。


紅緒「アーネスト・ヘミングウェイは言いました…」
ろくろ「『この世界は素晴らしい。戦う価値がある』…」


ろくろ「俺達は亮悟や遥さんと同じ陰陽師としてこの言葉をすごく実感したというか…」
紅緒「私達が戦うというと、ケガレとの戦いを思い浮かべるけれど、この戦うっていうのはそうじゃなくて…」
ろくろ「なんていうか…今日よりも明日、明日よりもあさっての方がいい自分になれるように生きる、それが戦うってことなんじゃないかなって気が、今はしてる」


結婚式が象徴する平和で明るい世界と祝福された未来。そして人々も陰陽師達も普段の日常に帰っていきます。


日常シーンではわずか1カットですが斑鳩小夜(いかるがさや)と五百蔵志鶴(いおろいしずる)も登場。アニオリで分岐した後の原作展開で登場するこの2人。原作ではかなり活躍していますので、やはりサービスの一環でしょうか。


そしてとうとう最後まで生き残った婆娑羅2人。神威も珠洲も自分達のやりたいよう、好き放題に生きている模様です。人の営みがある限り禍野が消えることは無く、ケガレも生み出され続ける。いずれまた陰陽師達と運命が交差する日が来るのでしょう。


そして現世を見守る二人の人影――清明の式神、分身体である御影と天御柱の人格体であるさえ。

現世を守る者、現世を脅かす者、現世を見守る者。世界は再び混沌の中に。

陰陽師の戦いはこれからも続く!


まさに見事なまでの大団円でフィナーレを迎えた双星の陰陽師。高校生になってからの中盤以降はほぼアニメオリジナルでしたが、十二分に少年マンガ的なテイストを生かした面白さがあったと思います。ラストにそれまで登場したゲストキャラが総登場して主人公を励まし応援してパワーアップする展開は、やはり王道ですしね(笑)

『理想の美しい世界』ではなく、『醜くも人が生きる世界』を選んだ双星の戦いは陰と陽のバランスを保つためこれからも続く――原作が今後も続くことを考えると落とし所としても非常に良かったと思います。


ろくろと紅緒――不仲から始まったボーイミーツガールの物語はカップル成立で晴れてハッピーエンド。1年間50話に渡ってお送りした双星の陰陽師ですが、非常に気持ちの良い終わり方でした。安倍晴明との決着も、エピローグに大きく話を費やしほとんどのキャラの『その後』をきちんと触れられたのも良かったですね。


▲TVアニメ 「双星の陰陽師」OPED集

今回で双星の陰陽師のレビューもついに最終回。これまで長々とお付き合い頂き本当にありがとうございました。またどこかでお会いしましょう!


▲最後の最後でろくろが望んだ『紅緒の心からの笑顔』が見られて良かったですね!

(ごとうあさゆき)

49話感想

双星の陰陽師/49話感想 いざ最終決戦!紅緒救出からの神威乱入!果たして双星は人類絶滅を防ぐことは出来るのか!?


ろくろを救うためにその身を安倍晴明に捧げる決意を固めた紅緒――復活した安倍晴明は約束通り破星王から全ての呪力を吸収、ろくろを元の姿へと戻します。

いよいよ迫る大祓の儀の最終段階。しかし甘んじて滅亡を受け入れられない陰陽師達の最後の反撃が始まる双星の陰陽師第四十九話『復活』のレビューです。

48話感想

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最終決戦~vs安倍晴明戦


星火寮の仲間達の力を借り、紅緒が封じ込められている天御柱の光の繭まで辿り着いたろくろ。しかしその封印はあまりにも固く、とても破壊出来そうにありません。


しかしそんなろくろの行動を不快に感じる晴明――しかしその前に立ち塞がったのは陰陽頭の有馬でした。


婆娑羅・闇無との闘いとその後の時津利府之儀の儀により呪力のほとんどを失った有馬。そんな彼による決死の戦いが始まります。

互いに式神を召喚して戦うも圧倒的な安倍晴明の呪力の前に為す術もなく敗れる有馬――そこに突然何者かの乱入が!?


晴明「なぜ陰陽頭を助けたのです?」
神威「助けた?ふざけるなし」

ここでまさかの神威乱入!

より強い者と戦いたいという欲望に満ちた神威にとって、安倍晴明との戦いはまさに願ったり叶ったりの状況です。


清明「私と戦いたい?」
神威「それもあるが、それだけじゃない」
有馬「なに?」
神威「俺にもよくわからん……取り敢えず、勝手にお前のもんにするなし」

神威に生まれた新たな感情。それは清明ですら「何を意味不明な」と言われるものでした。

登場時から纒死穢『断神闇脚(だんしんあんぎゃ)』を身に纏った状態の神威vs安倍晴明の頂上バトルが開幕。しかも、まさかの陰陽頭と婆娑羅の共同戦線という状況です。前回の珠洲といい、意外とまっすぐな感情を示す婆娑羅に対しては、理解のある有馬さんですね。

しかしフルパワーにも関わらず圧倒的な呪力で軽々と吹っ飛ばされる神威――神威程の力量の持ち主でもまるで相手にならないとは、まさに恐るべきは安倍晴明といった処でしょう。

積み重ねた想いの絆が、天才の計画を超える!


一方、仲間達に励まされ助けられ、やっとの思いで紅緒の元にたどり着いたろくろ。きなこから――紅緒から託された髪飾りを取り出します。


紅緒への想い。紅緒からの想い。2人の想いの積み重ねが髪飾りに宿り、結界の表と裏から相互を繋ぐ赤い糸となって、結界に綻びを生み出します。


その綻びを突いて一気に結界ブレイクを図るろくろ――しかもその手段はまさかの『獣爪顕符』。清弦から預かった呪符がまさかの白虎の式神だったとは驚きです。これはろくろ本来の呪力ではなく、有馬の呪力をチャージしているからこそ可能だったのでしょうが。


結界を『白蓮虎砲』の大爪で破壊するろくろ。紅緒救出に成功します。まさに超天才陰陽師・安倍晴明の計画を双星の絆の強さが上回った瞬間です。

紅緒の陽の呪力は奪い、計画には何の問題も無いと安倍晴明は言っていますが、この僅かな計算ミスが今後どのような影響を与えていくのか……


ろくろ「大体、これをきなこに託しただけで何の説明無しってなんなんだよ!ちゃんと伝えとけよ!」
紅緒「そんなの言われなくても分かるのが双星の片割れ!」
ろくろ「だからってなぁ…」

再会して早々喧嘩するろくろと紅緒。まさに喧嘩するほど仲が良い、夫婦喧嘩は犬も食わぬを地で行く関係です(笑)


口論をキスで塞ぐろくろ。お返しにと紅緒の方からもキスでやり返します。


紅緒「初めてだったのに!」
ろくろ「はぁ!?」
紅緒「もっとロマンチックにしたかった!」
ろくろ「…ごめん…」

背後で有馬と清明の式神が世界の命運を賭けて激しくバトってるのにも関わらず、イチャイチャラブコメ展開を行う空気の読まない恋人2人――まぁ2人にとってはこの問題は世界の運命と同じくらいの重さですからね(笑)致し方ありません。

物語は最終局面へ


紅緒「神威!?」
神威「…楽し過ぎて10数えるのも忘れちまったぜ…」


神威渾身のラストアタックすら通じず、双星復活と入れ替わるように最終決戦の舞台から退場する有馬と神威。圧倒的な安倍晴明の力の前に為す術も無く敗れ去ってしまうのでした。


いよいよ残されたのは双星の2人だけ。ろくろと紅緒は大祓の儀を止めるべくレゾナンスを発動、天御柱の花の蜜を封じようと図ります。それをムダなことをと見守る安倍晴明。


ろくろ「ケガレが…ケガレがそんなに悪いのかよ!」
清明「キミは何を?」
ろくろ「俺だってケガレなんだ。でもあんたは俺も選ばれし側の者だと言った。ならケガレだっていいじゃねえか!」


清明「問題は千年かかって何も変わらなかったという厳然たる事実です。このままでは必ず現世に陰の気が溢れ、禍野も現世もケガレの跋扈する世界になる。もう…終わらせるしかないのです」

千年待った安倍晴明――その言は一見正しそうにも見えますが、実際には安倍晴明=御影は千年もの間ただ見守り事態を放置していただけ。人間を正しく導くことも努力も何もしていません。

現世の営みを守ってきたのは常にその時代時代の陰陽師達、つまり人間でした。その積み重ねが生んだ歴史です。果たして安倍晴明千年の理想が勝つのか、それとも人々の想いの積み重ねが勝利するのか――決着はいよいよ次回で明らかに!

次回、最終話『双星』!!


長く激しく続いた戦いの物語もいよいよ次回でおしまいの双星の陰陽師。

禍野と現世の千年の戦いの果てに一体どんな結末を迎えるのか。
そしてろくろと紅緒が掴み取る未来がどうなるのか。

安倍晴明との決着がつき、現世と禍野にどんなラストを用意するのか――非常に楽しみです。

(ごとうあさゆき)

48話感想

双星の陰陽師/48話感想 ついにラスボス降臨…安倍晴明復活!新人類だけで理想世界を築こうとする『新世界の神』!?


大祓の儀、それは覚醒した破星王の力によって人間から呪力を奪い、弱い呪力しか持たない弱い人類を石化し抹殺、生き残った強い呪力を持った人間からはその陰の気を成長した天御柱の力を使って吸い上げ、

人間を陽の気だけの存在――欲望や邪念から開放し新人類とする。それが安倍晴明の企みでした。

地球全土から呪力が吸い上げられ、今まさに人類が滅亡する直前――残された陰陽師達の反撃が始まる双星の陰陽師第四十八話『団結』のレビューです。

46話感想

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ついにラスボス降臨――千年の時を超えて甦った伝説の陰陽師


その身を安倍晴明に捧げる紅緒――その行為と引き換えに御影は約束通り役目の済んだ破星王を元のろくろの姿に戻します。

意識を取り戻したろくろは、自分が命を賭けてまで悠斗と戦い、守ろうとした現世の変わり果てた姿に愕然とします。そして有馬は全ては、悠斗の行動さえも、安倍晴明の企てによるものだと語るのでした。


ろくろ「なんなんだよ…なんなんだよ! 命を捨てる覚悟までしたのに!」
有馬「いくら抗ってもことごとく修正されてしまう…恐らくキミが石鏡悠斗と戦ったこともその修正の一つだ。結果的にそれでキミは破星王になったんだからね。」


ろくろ「俺はみんなを幸せにしたいと思って戦ったのに…何もかも…ムダだったってのか?」
有馬「残念だが、僕も彼の手のひらの上だ。向こうは千年かけて理想世界を実現しようとしている…スケールが違い過ぎた」

人々から際限なく溢れる『陰の気』。この果てなく渦巻く世を憂い、現世を創り変えようとする安倍晴明。彼は人間そのものを全く別の『種』へと作り変えるつもりでした。

そう、千年経っても変わらなかった『人間』に見切りをつけ、安倍晴明は人間を滅ぼすつもり――いいえ、もしかすると千年前から安倍晴明は『人間』を救うつもりなど最初から無かったのかもしれません。


絶望に打ちひしがれるろくろにきなこの根性注入が炸裂、そしてそんなろくろ達の前に現れたのは意外な人物でした。


珠洲「諦めるのかい?」

2人の前に現れた人物、それは陰陽師の宿敵――婆娑羅の珠洲でした。


▲いきなり2人の前で歌って踊り出す珠洲(笑)さすがの有馬も呆気にとられます。


有馬「らしくない婆娑羅だね、キミは」
珠洲「婆娑羅差別!」


珠洲「んじゃ、らしい婆娑羅って何?YOUたちに悪さするってこと?人間にも婆娑羅より酷いのいたよ?」
有馬「なるほど」
珠洲「それでも婆娑羅だから祓う?」
有馬「少なくとも、今はやめておこう」
珠洲「実存主義的に感謝じゃ~ん♪」

立場はどうあれ意外と馬が合いそうな陰陽頭と婆娑羅です。ミュージカル調のダンスと助言(?)をろくろに贈り(しかもわざわざ音楽まで用意して)、珠洲は龍黒点に消えます。

珠洲の応援(?)に光明を見出すろくろ。一体どんな策を思いついたのでしょうか。そしてろくろを応援する珠洲の真意は…?


珠洲「双星の片割れ君…人間の未来はキミ次第だよ」

諦めない!立ち上がれ陰陽師軍団


自分たちが暮らしてきた現世を元の姿に戻すため、陰陽頭の有馬や復活したろくろ、そして鳴神町から急遽京都に駆けつけた星火寮の陰陽師チームが一丸となって立ち上がります。


有馬の儀式によって呪力をチャージするろくろ。一体どんな術式を取り込んだのか気になるところです。


そして星火寮チームと合流し、紅緒奪還と大祓の儀阻止を目指す陰陽師達。

安倍晴明とその式神御影が千年もの長い年月をかけた恐るべき計画に立ち向かいます!


天御柱に向かう途中、安倍晴明の仕掛けた罠によって次々と離れ離れになる仲間達。少年漫画ではお約束な『ここは俺に任せて先へ行け!』な展開、まさに俺の屍を越えて任務を達成せよ、な『俺屍(オレシカ)』展開が繰り広げられます。


一世一代の出番とばかりに次々と倒れていく星火寮の仲間達。


繭良「あ~あ、やっぱり私の恋は7回降雨のコールド負けだ…バカろくろ」

そして繭良もまたろくろを先に進ませるための踏み台に――ついに完全敗北を認め、失恋を自覚する繭良。紅緒とろくろの仲を認めてはいても、まだ諦めてはいなかったんですね(笑)


Pixiv ナルセヤスヒロ様

しかし今回とうとう繭良はろくろの想いの強さを知り、身を引くことを決心します。そしてろくろは振り返らず進みます――愛する紅緒の下へ!

果たしてろくろに逆転のチャンスはあるのか!?


大祓の儀を執り行う安倍晴明。天御柱に包まれた紅緒を果たしてろくろは救うことが出来るのでしょうか。

双星の陰陽師もいよいよ残りラスト2話。ろくろと紅緒、双星の物語は最大の敵を迎えクライマックスに突入します。果たして現世に平和をもたらす『神子』の真実とは?そしてろくろにどんな秘策があるのか――次回が楽しみです!

(ごとうあさゆき)

46話感想

双星の陰陽師/47話感想 ろくろを元に戻す条件に出された紅緒の寝取られ 御影は安倍晴明だった


紅緒と悠斗、化野家の兄妹に隠されていた驚愕の真実が発覚――それは紅緒が天御柱によって生み出された『陽の気』の化身であり、その双子の兄悠斗はオマケとして生まれたイレギュラー…『陰の気』が集まって生み出された存在だったというのです。

双つの陰の化身の激突。敗れた悠斗の死によって破星王として覚醒するろくろ――いよいよ安倍晴明の最終計画が発動する双星の陰陽師第四十七話『紅緒』のレビューです。

46話感想

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人類選別を開始する破星王


陰陽連の祖・安倍晴明が生み出し、業にまみれた人々を消し去る力を持つ最強のケガレ『破星王』。ついにその姿が千年後の現世に姿を現しました。


繭良「京都にものすごく大きなケガレが出たの。避難指示が出て、大変なことに…」
紅緒「ケガレじゃ…ない」
繭良「え?」
紅緒「これは…ろくろ」


繭良「ええ!?」
「なんですと!」


京都に出現した破星王、その姿をテレビで目の当たりにした紅緒は、大きな不安にかられ、きなこと共に星火寮を飛び出します。


きなこカーを使って空間の歪んだ禍野を通り、ろくろの元へ急ぐ紅緒。そんな紅緒を京都で待っていたのは、陰陽頭代行を務めていた土御門御影でした。


御影「ようこそいらっしゃいました。時を置かず、お迎えに参るつもりでしたが」


そしてついに発動する破星王の能力。それはなんと地球上全ての人類から呪力を吸い上げ奪い去るというもの。


呪力の弱い人間は石となり、生き残るのは呪力を持った人間だけ――まさに人類殲滅マシーンです。

容赦なく全世界の人々を石にする破星王。


星火寮では繭良の祖父である音海善吉や生琉里絹(ふるさときぬ)も石化してしまいます。化野家に仕えるお側役の絹はともかく、元陰陽師の善吉までも石になってしまうとは驚きです。


紅緒「そんな世界に生き残ったとしても、怒りと悲しみで誰一人貴方に従う者はいない。こんなことは完全なる無駄です!」


御影「それもご安心下さい。私が復活した暁には、生き残った人々から陰を全て取り除きます。怒りも悲しみも無くなり、人々は極めて穏やかな存在になるのです」

しかも御影は生き残った人間からも陰の気を吸い上げ、残った人間は陽の気だけを持った、極楽社会を形成するつもりの様子。『赤子のように無垢な人間』で、果たして社会形成と運営が果たして本当に可能なのでしょうか。御影の計画に真っ向から反対する紅緒ですが、そんな紅緒に御影はある取引を持ち掛けます。


なんとしてもろくろを助けたい、元に戻したいと願う紅緒。そんな紅緒は悩んだあげく、一つの回答を出します。それは……

式神御影の安倍晴明復活大作戦


今回はついに御影の正体が発覚。安倍晴明の式神、本人や有馬曰く『分身のような存在』と言っていましたが、果たしてどこまで本当なのか微妙です。ただ十二天将・鈩の例もあるので式神に本人の人格を移植することは可能だとは思いますが。

一つが悠斗が吸収した『天御柱に存在した安倍晴明』は一体なんだったのか。その辺りがポイントになりそうですね。そして気になるといえば……


御影「石鏡悠斗を倒したことによって、彼が取り込んだ闇無や十二天将の呪力が今の破星王には宿っています。その力はあなたが命を捧げたとしても到底届きはしない」

有馬との会話で、御影は破星王は悠斗を倒したことで悠斗が取り込んでいた闇無や十二天将の力をも取り込んだと言ってますが、では悠斗が吸収した安倍晴明の力も取り込んだということなのでしょうか…? つまり、ろくろが安倍晴明自身になることも可能…?


御影「私の本体…安倍晴明と結ばれて下さい」

そして御影はろくろを元にもどして欲しいと懇願する紅緒に、ろくろ復活の条件として、紅緒に「目合ひ(まぐわひ)」と要求します。旦那が居ぬ間に嫁のNTRを企む外道式神。

『まぐわう』という言葉を使っていますが実際の狙いは紅緒自身を形作っている『陽の気』だと思われます。紅緒が内包する陽の気を素材にして安倍晴明を再構成するつもりなのでしょうか?


一方生き残った有馬や鳴神町の星火寮陰陽師達、そして事態を見守っていた珠洲も動き出します。その反撃やいかに。まさかのラスボスは安倍晴明――!?

動き出す者たち


Pixiv 助野様(原作者)より

まさかの人類殲滅実行完了と安倍晴明復活。御影が怪しいとは薄々感じてはいましたが、禍野や婆娑羅とは一切関係のないところでラスボス化するのは予想外の展開でした。


しかもまだこの状態に至っても全ての婆娑羅は滅びていません。破星王が行なった大祓いの儀はケガレの存在とは無縁の模様…というか、そもそも婆娑羅の存在は安倍晴明の計画にとってどのような位置付けだったのでしょうか。大きな呪力を持っている婆娑羅に対して破星王の存在はまるで意味の無いように思われますが。

今後も次々とイレギュラーな事態が起き、御影の想定外の事態になっていきそうな気もします。いよいよ怒涛のクライマックスを迎える双星の陰陽師、次回の展開が楽しみです。

(ごとうあさゆき)

46話感想

双星の陰陽師/46話感想 ついに悠斗死す…!! だがやってきてしまった、ろくろの破星王としての覚醒


紅緒と別れを告げ、最後の戦いの地に赴く焔魔堂ろくろ。そこに待ち受けるのはろくろの宿業のライバル・石鏡悠斗。

互いに本気を出してぶつかり合う双星の陰陽師第四十六話『悠斗』のレビューです。

45話感想

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常闇の決戦


禍野と現世の繋ぎ目である世界の最下層『常闇の間』でぶつかり合う2つの魂。ろくろと悠斗。

破星王の力を顕現させるろくろにケガレの力を発動し玄胎化する悠斗。いよいよ本気のバトルが始まります。


一方その頃、禍野にある教会跡では生きていた御影の元に有馬が姿を現します。

闇無の策略によって呪力を奪われ全滅し、石化してしまった十二天将達――しかし同じく囚われたハズの御影が無事だったのはなぜ?


御影「私を止めに来たのですか?」
有馬「だとしたら?」
御影「もはや状況は陰陽頭の手にも及ばぬところまで進行しているのですよ」

自らを『安倍晴明そのもの』と嘯く御影。果たしてその真意は? そして悠斗が吸収したとされる安倍晴明との関係は? 謎が解明されるどころか、次から次へと新たな謎が飛び出します。


そしてろくろと悠斗の戦いは文字通り頂上決戦の様相を呈してきます。世界を軽く滅ぼせる力を持った者同士のバトルは常闇を軽く一蹴し、禍野へと繰り出し――


ろくろ「悠斗、てめえも殺さねえ」
悠斗「はぁ?」
ろくろ「俺はただお前を止めたいだけだ。これ以上間違った方向へ行かないようにな」

悠斗の煽りに乗って暴走はしないしトドメを刺さない、お前も殺さないと宣言するろくろ。


しかしその言葉に悠斗は怒り心頭――最終手段のリミッターを解き放ちます。吸収した闇無や十二天将の呪力を解放し、最終形態へと変化する悠斗。


しかしそれは肉体の限界を超える、強大な呪力を浪費し激しい戦いを繰り広げるもの。同時に悠斗は自らの身体を滅ぼしていく代物でもあったのです。

消耗に耐えきれず、とうとう膝を屈する悠斗の姿に既に戦いの末路を見切ったろくろは、悠斗を残してその場を去ろうとするのですが――


悠斗「さぁ、戦いを続けようよ!君が守ってきた現世を破壊しながらね!」

今自分を止めないと現世を滅ぼし、ろくろの大切な人達に危害を加えると宣言し、現世へと繋ぐ道――龍黒点を形成する悠斗。その一言で怒りMAX、ブチ切れたろくろは全身全霊を込めて悠斗との決闘を再開します。


自らの記憶と引き換えに呪力を引き上げていくろくろ――しかしそれは同時に破星王への覚醒を促すものでもありました。


全ての記憶を失いついに暴走の時を迎えるろくろ。その姿に満足した悠斗はろくろの一撃を受け入れ――


まるでそれを待ち望んでいたかの如く、敗北を喜ぶのでした。

双星の真実~悠斗の正体


前回まででろくろの正体が判明したことに続き、今回はいよいよもうひとつの謎――紅緒とその双子の兄、石鏡悠斗の正体についても明らかになりました。


ろくろが世界の負の力――陰の気を結集して生み出された存在『破星王』とするならば、紅緒は天御柱によって陰の気が浄化され集められた正の力――陽の気が集まり生み出された子であることが判明。


つまり、安倍晴明が企てた『双星の陰陽師』とは、最高級の陰陽双方の気の集合体より生まれた男女が結ばれ、両方の形質を融合させた最強の『神子』を作り出す計画だった――という代物だったのです。


しかし晴明にとって想定外は、陽の子が双子として誕生したことでした。

強力な陽の気を一身に集めて生まれてきた陽の子・紅緒の双子の兄は、なんと陰の気の集合体――つまり破星王の模造品となってしまったという訳です。


安倍晴明は人類をただ抹殺するために『破星王』を用意した訳ではなく、人類がそこまで邪悪で無ければ破星王が覚醒することなく、晴明が別に用意した陽の子と結ばれることで双星となり、神子を生み出し禍野を滅ぼす――本来はそのつもりだったのでしょう。


しかしその計画はまさかの2人目の破星王の誕生によって水疱に帰してしまいました。

2人目の破星王の望みは破星王の覚醒そのものにあったのかもしれません。あるいは自分が破星王の単なる模造品、出来損ないであると知ったことで、自分の行く末に絶望してしまったのかもしれません。

暴走する破星王


残された最後の記憶――紅緒との思い出、それすらも失ったろくろはついに破星王として真の目覚めの時を迎えます。


その時、有馬が施した葬(ほふり)の儀が作動。ろくろの心臓が爆裂四散し――!?


有馬「まさか!? 葬の儀を超越するとは…」

有馬の施した呪術に死亡するろくろ。しかし次の瞬間、心臓は瞬時に再生、まさかの復活を成し遂げます。しかも逆にこのことで破星王は人の姿――肉体という器を破り、巨大な炎を纏った呪力の塊として顕現化。


禍野に現世、全てを破壊し、人間を滅ぼすために活動を、暴走を開始する破星王。悠斗が死んだ今、止められる者は果たして存在するのか? そして残された紅緒や繭良達の運命と選ぶ決断とは。

安倍晴明を名乗る御影の謎や有馬の行動も含め、次回の展開から目が離せません!

(ごとうあさゆき)

45話感想

双星の陰陽師/45話感想 最凶の陰陽師vs破星王!自暴自棄になった悠斗は一体安倍晴明の記憶に何を見たのか


婆娑羅と陰陽連の壊滅、ろくろの正体の判明――甦った悠斗によって双星、ろくろと紅緒の関係にも大きな変化が訪れます。

紅緒に別れを告げ、ろくろは一人悠斗の待つ禍野最下層へ。今決戦の幕が上がる双星の陰陽師第四十五話『ひとりきりの二人』のレビューです。

44話感想

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ラストバトル、開幕


十二天将の力を得た闇無の呪力を吸収、あまりにも大きな力を得て甦ったことで、陰陽連にとっても現世にとっても恐るべき脅威となってしまった悠斗。

しかし婆娑羅との戦いによって壊滅状態にまで追い込まれた陰陽連にはもはや現在悠斗に立ち向かえる戦力は残っていません。


悠斗との因縁に決着をつけ、自分自身の手で大切な人々を守るため、たったひとりで戦う覚悟を決めたろくろ。紅緒に別れを告げ、禍野の最下層――『常闇の間』へと降り立ちます。

いよいよ最終決戦の火蓋が切って落とされました!


超重力空間である常闇の間で激しいバトルを繰り広げるろくろと悠斗。常人では立っていることさえままならない、この空間では邪魔や助っ人が入る余地もありません。


一方ろくろから絶縁状を叩きつけられたショックで寝込んでいた紅緒はようやく意識を取り戻します。繭良からろくろが姿を消したことを聞いた紅緒は、ろくろがたった一人で兄悠斗との戦いに赴いたことを知ります。

傷ついた体を無理矢理起こし、ろくろの援護に向かおうとしますが……


有馬「行ってどうするんだい?」
繭良「陰陽頭様」
有馬「何の戦力にもならないキミが行っても、ろくろ君の迷惑になるだけだよ。ハッキリ言って足手まといだ。彼にも言われたんでしょ?来るなって」


無理する紅緒を無理矢理(眠りの香を使い)、有馬は休ませます。再び紅緒の力が必要な時が来ることを信じて――今は傷を癒やすことだけを考えて。

愛するがゆえに…ろくろの悲壮な決意


今回悠斗との最終決戦に臨むに当たり、ろくろは有馬に頼み、自らの身体に呪術を仕込んで出陣します。

それは、もし自分が破星王の力を行使し続け、一線を越え自我を失ってしまった場合――自ら命を絶つという過酷な決意を形にしたものでした。


そしてだからこそろくろは紅緒を連れて最終決戦に行けなかったのでしょう。

もちろんろくろが言った通り、あまりにも悠斗が強くなってしまい過ぎたため――戦いに紅緒を連れていくこと自体があまりにも危険になり過ぎてしまったという事実もあります。なぜか悠斗は必要以上に紅緒を目の仇にしているフシもありますしね。


そしてお互いを思う気持ちが分かっている、通じているだけに自分が死ぬ瞬間を見せたくないのでしょう。あるいは自分の死に様を見ることで紅緒が受けるショック――それを危惧しているのかもしれません。紅緒の心からの笑顔が見たい、それがろくろの願いだったのですから。


ばあや「有馬様…なぜ紅緒様だけがこれほど苦しまねばならぬのです?ご両親をケガレに殺され、兄に裏切られ、ご自身の足を失ってケガレのものに…極め付きは双星の陰陽師という運命です。焔魔堂ろくろと出会いようやく幸福を手に入れたと思ったのに…その相手が破星王とは…なぜ紅緒様ばかりがこのような目に…」

試練と一言で言い切るにはあまりに過酷過ぎる運命。それでも少女は立ち上がり、再び前を向いて歩き出さねばなりません。まだ彼女には役目が残っているのですから――

ケガレ化した陰陽師vs人類を皆殺しにする破星王の頂上決戦


激しい戦いを繰り広げつつも会話するろくろと悠斗ですが、その中でろくろは悠斗の変化に気付きます。


ろくろ「悠斗…なんかお前らしくねぇな」
悠斗「そう?」
ろくろ「最強の陰陽師になる…あの目的はどうなったんだよ!?」
悠斗「別に変わってないよ。キミを倒して呪力を喰らえば僕はもっともっと強くなって、最強の陰陽師に近づくだろ?」

安倍晴明を吸収したことで彼の記憶――考えを知った悠斗。そのせいでろくろは悠斗が自暴自棄感覚でろくろとの戦いに臨んでいると看破します。果たして悠斗は安倍晴明の何を見知ったのでしょうか…?

かつては全ての人間の呪力を取り込み『最強の陰陽師』になることを目指していた悠斗。確かに現在の悠斗は『最強の陰陽師』になることより、『ろくろとの決着』だけを望んでいるフシさえ見られます。


人間がいる限り禍野にはケガレが溢れ続け、それを止めるには現世を、人間を滅ぼすしかない。しかしそうすればケガレも発生しなくなり、やがては禍野も滅びてしまう。現世も禍野も滅ぼる――つまり悠斗の望みは、最強の陰陽師そのものがまさに無意味な物だったと言えるのかもしれません。


悠斗「自暴自棄じゃないよ。全然違う…ろく…キミ、やっぱり僕のこと分かってないね。僕はね、今を楽しみたいんだよ。どっちが勝つかとか負けるとか、結果なんかどうでもいい。ただ全力でキミと戦いたい…たとえ味蕾が消え失せようと、それが僕の望みさ」

そして悠斗は遂に真の姿――全身ケガレ化した『玄胎』形態へと変化します。


ろくろ「紅緒、ごめんな…一緒に強くなろうって言ったのに約束守れなくて。お前が心から笑った笑顔が観たかったけど、俺じゃお前を幸せには出来ないから…だから、せめて…お前が生きる世界を守るために、そのために俺は戦う!」

玄胎化した悠斗に対抗するため、ろくろも己の力を開放――自らの意思で破星王へと変化するろくろ。その自我が保たれている間こそ有馬の呪術は発動しませんが、『破星王の力』に飲み込まれれば、いつ暴走し、自我を失ってしまうか分かりません……


まさに命を賭けた背水の陣。勝っても負けても生き残れないかもしれない――そんな覚悟でろくろは世紀の大博打に挑みます。

このろくろの覚悟と戦いの果てにどんな結末が待つのか、また残された紅緒に一体どんな役目があるのか――同じく残された2人の婆娑羅。まだまだ予断を許さない双星の陰陽師、次回の展開が楽しみです!

(ごとうあさゆき)

44話感想

双星の陰陽師/婆娑羅(バサラ)を徹底紹介!これまでにアニメに登場した全婆娑羅に悠斗を加えた8名を解説!


いよいよ最終決戦に突入した双星の陰陽師。前回紹介した十二天将に続いて、今回のコラムでは婆娑羅(バサラ)の大特集をしたいと思います。

多くの婆娑羅がこれまでの戦いで倒されていますが、これまでの戦いを振り返るといった意味でもフォーカスしてみました。まずはケガレと婆娑羅の解説からおさらいしていきましょう。

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ケガレの上位種『婆娑羅』とは?


▲一般的なケガレ

『ケガレ』とは現世から隔離された異世界『禍野』に生息する、人の負の想念から生み出される悪霊の様な存在。そのケガレの中でもより大きな力を得て進化し、人に似た姿形を持ち人の言葉を理解し発するケガレの上位種のことを『婆娑羅』(バサラ)と呼んでいます。


▲真蛇クラスのケガレ

ちなみにアニメでは一般種の『ケガレ』と婆娑羅の間に、強大な力を秘めてはいるもののまだ人間の姿にはなりきれていない(場合によっては人間の言語を介する)ケガレと婆娑羅の中間形態『真蛇』が存在します。

そしてケガレの上位種である『婆娑羅』は原作では11体が確認されており、アニメでは7体の婆娑羅が登場しています。なお、初登場した神威を除いてアニメに登場した残り6体の婆娑羅は全てアニメオリジナルです。

TVアニメに登場した婆娑羅解説

《1》神威(かむい)



双星の陰陽師の物語上、ろくろと紅緒がそれぞれ一番最初に遭遇した婆娑羅。紅緒にとっては因縁の仇敵に当たり、原作・アニメ共に登場する(今のところ)唯一の婆娑羅です。陰陽連が付けた順位は『第十一位』(原作)ですが、アニメは婆娑羅の出現数が異なることもあり、設定が違ってる可能性もあります。

劇中で言及されたことはありませんが、時系列的には師より若い婆娑羅です。


見た目は青年の男性で、長い銀髪とケガレに近い外見をした左目が特徴。より強い陰陽師と闘うことを望んでおり、人間に選択を強制して反応を見るのが趣味。陰陽師と同じく符術を扱い、中でも『纏死穢』は両脚に強力な呪装を施すことが可能となっています。

紅緒の両親を殺しその呪力を奪った張本人で、石鏡悠斗の実力は認めていますが、あまり快くは思っていない様子。中学生時代、双星の二人が悠斗との初決戦を行なった際に両足を失った紅緒の前に現れ、ケガレ堕ちと同じ呪術を施し、『力』を与えました。このことにより紅緒はろくろや悠斗と同じケガレの一部を自らの力として獲得し、新たな足を手に入れています。


この様に強い相手と戦うために相手に助力することすら厭わない、実に風変わりかつ自分の欲望に忠実なケガレ。

視聴者的には残念ながら、ろくろ達が高校生に進級してからの展開ではまだ一度も再登場してないです。どこで何をしているのでしょうか。

《2》闇無(くらなし)



仮面を付けた青年型の婆娑羅。1200年の長い時を生き、禍野解放を悲願としていました。

現世と禍野を隔てる『天御柱』の枝を折り、結界を弱め全国各地に『龍黒点』を穿ち禍野の瘴気を溢れさせ、陰陽師達にそれを祓わせることで逆に陰陽師の体内に宿った瘴気で操り、その力でケガレを強化し十二天将にぶつけ、互いを全滅させるという気の長い計画を成功に導いています。


自身で百道を殺害しておきながらその罪を双星に被せ、千々石の憎しみを煽り双星に仕向けるなど、非常に手の込んだ策謀が大好きです。ただし策士策に溺れる形で、取り込んだ悠斗に逆に力を奪われる形で自らの呪力を根こそぎ奪われ死亡してしまいました。


仮面を被り素顔を隠していた理由は今のところ不明。ただし陰陽頭・土御門有馬以外には見られても平気な様子でしたので、その辺りに何か秘密があったのかもしれません。

《3》珠洲(すず)



Pixiv 助野様(原作者)

一見人間の女子高生くらいのギャルっぽい風貌をした婆娑羅。長いツインテールと黒リボン、ケガレ状の右眼ぬにメガネ、論理的な台詞の後にイカレた口調で「じゃ~ん」と語尾を付けるのが特徴です。若く見えますが実は千歳以上ということが判明。本人の言葉を信じれば、の話ですが。


常に3体の女性型真蛇を引き連れており、ラップミュージックと共にデスラップを高らかに歌い、踊るのが趣味。夢はアイドル(本人談)。なおろくろ・紅緒・きなこも一緒に踊ったことがあります。

闇無の計画には一切関与しておらず、積極的な加担もしていませんが、闇無の行動によって起こされる事態には並々ならぬ興味を示しており、千々石や闇無の使った呪術を使いこなせるようになっており、自由に現世訪問を可能にしています。


ろくろや紅緒、さえに対しては敵というより、個人的な興味や研究観察の対象として接しており、これまで敵対行動を取ったことが一度としてないため、婆娑羅としての実力の程は未だに未知数。

チャラい様に見えて哲学的な言動を行うスタイルも含め、彼女の魅力と神秘性を大きくプラスにしています。闇無共々原作者もお気に入りキャラみたいなので、もしかするときなこみたいに原作コミックに逆輸入される…かも?

《4》師(もろ)



妙齢の女性の姿形をし、花魁言葉で話す婆娑羅。豊満な体を貫頭衣に簡素に包んだ姿が特徴敵で、自分の美貌が人間の男性にとって性的な対象になることも知っており、それを積極的に呪力を奪うことに利用しています。

ろくろ一行が龍黒点発生を解消するためのきなこカーに乗って全国を巡る旅を始めた際、一番最初に出会った婆娑羅でもあります。


元は呪力を喰らいたいという本能が異常に旺盛な普通のケガレでしたが、闇無に見出され、才能ある陰陽師を多数殺し呪力を得たことで婆裟羅化しました。その恩義に報いるべく闇無に絶対の忠を尽くしており、滅するその瞬間までそれは変わりませんでした。


婆娑羅化後、十二天将・蹉蛇桜の父親である梓を殺害しており、桜と彼女の師でもある十二天将・膳所美玖にとって仇敵に当たる存在になりました。

鳴神町決戦より少し前、禍野にて行方不明になった有馬を捜索していた桜と美玖と偶然遭遇、戦うことになりました。激闘の末、二人の十二天将のコンビネーションの前に敗北を喫し、その戦いで受けた致命傷が元で消滅してしまいました。


《5》山門(やまと)



ファーの付いたコートにスポーティーな風貌で、メタリックゴーグルを着用しているファンキーなラッパー風な男性型婆裟羅。非常に粗野で凶暴、残虐な性格の持ち主で、暴力こそが至高という考え方をしています。下級ケガレを集めて融合させ、巨大な合身ケガレを生み出して十二天将を苦しめました。

名古屋戦ではもう一歩というところまで十二天将のコーデリアを追い詰めるも、ろくろ達に龍黒点を消され、瘴気とケガレの補充が出来なくなり弱体化。捨て台詞と共に禍野に帰還しています。


鳴神町決戦では合身ケガレを操る主力として参戦。闇無の編み出した呪装によって現世に降臨、十二天将・水度坂勘久郎と対峙しています。

攫った陰陽師の呪力を用い無限再生する合身ケガレを操り有利に戦うも、勘久郎と十二天将・雲林院憲剛の見事なコンビネーションの前に為す術もなく倒されてしまいました。

《6》千々石(ちぢわ) / 百道(ももち)



本来は一体だったケガレが進化の過程で二体に分離した珍しい経歴を持つ双子型の青年婆裟羅。燕尾服を着た執事みたいなコスチュームが特徴です。黒服で威勢の良い口調が千々石、白服で慇懃丁寧な口調が百道となっています。

闇無の依頼により双星に挑み、見事なコンビネーションで一時は双星を追い詰めるも、結局は敗北。その後、百道は闇無にとどめを刺されて死亡しています。千々石は百道を滅したのが闇無自身だとは知らされず、殺したのは双星と騙され、闇無から百道の呪力を受け取り傷を癒やし、パワーアップ、双星への復讐を誓います。


鳴神町決戦では闇無の浮上計画の事前段階で鳴神学園を襲撃。学園の生徒を人質に双星を襲います。双星や士門・繭良の行動によって生徒達が救出され、ろくろと士門の決死の行動によって千々石も倒されました。

《7》鬼無里(きなさ)



28話のみに登場。執事風のタキシードに片眼鏡(モノクル)を身に着けた男性型婆裟羅。口調こそ丁寧ですが、双星の二人を「おもてなし」と称し、殺害しようと襲撃してきました。その本来の目的は不明ですが龍黒点を利用していたことから闇無の指示に従っていた様子が垣間見られます。


双星は非常に苦戦していましたが、戦闘に乱入した十二天将・鸕宮天馬の手によって為す術もなく真っ二つに両断され、倒されてしまいました。

《8》石鏡悠斗(いじかゆうと)



Pixiv おぼろぎ様

化野家に生まれた紅緒の双子の兄。両親が婆娑羅・神威に殺害された後、石鏡家に引き取られました。紅緒からは家族思いの優しい兄と思われていましたが、実際は両親と紅緒のことは『弱くて力の無い者』と見下し、無価値と思っていた様子です。

基本的に性格は冷酷非情。双子の妹である紅緒相手でも容赦がなく、これまで両足を呪術で破壊する、結界に閉じ込め半死半生にするなど非道の数々を行なっています。


▲幼い頃の悠斗。雛月寮時代から左目に眼帯をしていますが、紅緒と一緒にいる頃は眼帯をしていません。恐らくケガレ堕ちの影響なのでしょうが…一体いつ、どこで…?

石鏡家に引き取られて後、雛月寮に入寮し陰陽師候補生となり清弦の弟子に。

しかし雛月寮でケガレ堕ちの儀式を執り行い、『雛月の悲劇』を起こす暴挙に至ります。事件の渦中でケガレの力を制御したろくろによって倒されたと思われていましたが、実際は生き残っており、成長したろくろと紅緒の前に姿を現しました。

雛月の悲劇はそれまでその真相がごく一部の陰陽連関係者にしか知らされていなかったため、妹である紅緒ですら真実を知りませんでした。なお双星が高校生になった時点では雛月の悲劇の情報も一般開示されてる模様です。そのため原作・アニメ共々化野家は迫害視されており、石鏡家に至っては原作では全員禍野にて討ち死にお家断絶する有様になってます。


再会した悠斗は、雛月の悲劇の頃からと比べても強大な呪力を身に付けており、この時点で十二天将である白虎の清弦の強さを大きく上回っていました。

しかも既に人としての姿は呪力を押さえ込んだ仮の姿でしかない状態という有様で、ろくろの腕のように全身がケガレ化した『玄胎』という姿が真の姿です。この時を含めてこれまで都合2回、ろくろに敗れており、ろくろに対する親愛の情が非常に深く重いのが特徴ですね。

鳴神町決戦の後、闇無の後を追った双星は禍野の最深部で天御柱に寄り添い眠る悠斗と再会を果たします。(天御柱が集める負の気を吸収して回復していた?)十二天将の力を奪った闇無が双星との戦いで傷ついた身を癒やすため、自分を吸収しようと謀りますがその行為を逆に利用し闇無の呪力を根こそぎ奪い、復活を果たします。

人類全てを殺せるほどの強大な力を得た悠斗ですが、それでもまだ破星王の力を秘めたろくろのことが『欲しい』みたいです。

戦いはいよいよ最終決戦へ


5人(?)の婆娑羅が滅び、いよいよ残す婆娑羅は神威と珠洲の2人、そして元人間の悠斗を残すのみ。対する現世側も十二天将が全滅し、陰陽連が壊滅。残された手立ては本来人類を抹殺するために生み出された『破星王』のろくろのみとなりました。

現世と禍野の戦いもいよいよクライマックス。果たして双星――ろくろと紅緒の運命は? 未だに動きを見せない神威と、謎の言動を繰り広げる珠洲の動きに注目しながらろくろと悠斗の決着がどうなるか、最終決戦から目が離せません!

(ごとうあさゆき)

双星の陰陽師/44話感想 涙の離婚!? ろくろの決意と紅緒の迷い。人類を滅ぼす最強の陰陽師と人類を護る破星王の戦いが今始まる!!


大きな災厄に巻き込まれたものの、着実に復興の道を着実に歩む鳴神町。そんな中、生還した有馬からろくろは安倍晴明の真実を告げられます。

人類を滅ぼすために晴明によって生み出された焔魔堂ろくろ。そして今人類全てを滅ぼさんとする石鏡悠斗。二人の道が再び交差する双星の陰陽師第四十四話『愛すれど遠く』のレビューです。

43話感想

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ろくろの迷い、紅緒の悩み


Pixiv Reiz様

互いに決着がつかぬまま、悠斗戦から撤退する有馬とろくろ、そして紅緒。

深手を負った紅緒は傷を癒すため星火寮で休養しますが、戦いの最中、突如ろくろの身に起こった異変――悠斗が放った「君はケガレなんだから」という言葉がどうしても頭からはなれず……


また、そのことを誰にも話せず、ひとり思い悩んでいました。


一方ろくろの方も、鳴神町の再建を手伝いながらも生まれながらに与えられた自分の役目――『破星王』のことについて考えます。


ろくろ「(この風景を…もう誰にも奪わせない。奪われてたまるか!)」

そうして復興に励む人々の手伝いしながら、ろくろはある決意を固めます。


また同じ頃紅緒も思い悩むよりも行動を起こすことを選びます。車椅子に取り憑いたきなこの手助けを借り、ろくろ達の元に向かう紅緒でしたが……

ろくろの決意、紅緒の誓い


紅緒の真剣な眼差しにたまらなくなり、思わず逃げ出してしまったろくろは前回購入したプレゼントを渡せず、思わず箱を握りしめてしまいます。そこに突然現れる有馬。


有馬「へぇ~もしかしてそれ奥さんへのプレゼントかい?『せっかく用意したのに今更渡せないよな、どうしよう?』ってところかな?」
ろくろ「そ、そんなんじゃねぇよ」

おとぼけながらも「この体に呪力が残っていればね」と重要な一言を放つ有馬。復活した代償か何かで呪力を失ってしまったのでしょうか。


ろくろ「一つだけ、あんたに頼みがあるんだ」

スカイツリー近くのレストランで二人っきりでナイショの会談を行うろくろと有馬。そこでろくろは迷いの末に出した覚悟を伝えます。


一方その頃紅緒と繭良は常連としてよく通っておはぎを食べていた和菓子屋を訪れていました。しかし先の事件の影響で店舗は半壊。残念ながらお店は畳むことに……


紅緒「私はバカだ。こんな簡単なことも分からなくってたなんて」
きなこ「紅緒さま?」
繭良「化野さん?」

その帰り道、初めてろくろと出会った河原で想いを馳せる紅緒。そこで紅緒は悩みの果てに自分の本心に気付きます。


帰宅した紅緒は癒えぬ身体を推し、悠斗との再戦に備えて修行を始めようとします。繭良やきなこも止めますが……


繭良「なんでそこまでするの?」
紅緒「だって私は……焔魔堂ろくろが…好きだから」


繭良「やっと吐いたか」
紅緒「うん」

無理をする紅緒に理由を尋ねる繭良。その問いに関して本心を素直に答える紅緒。とっくに気付いていた繭良も素直に二人の仲を認めます。実に良い娘ですね。そこにろくろが現れて…?


ろくろ「わかんねかな!邪魔なんだよお前!」
紅緒「そんな…」
ろくろ「じゃあな」


紅緒「待って!」
ろくろ「ついてくんな!足手まといなんだよ、お前」

コンビ解消を告げるろくろの台詞に大きなショックを受ける紅緒。言葉は冷たいですが、これは敢えて突き離しての態度でしょう。ろくろの出した結論は、紅緒と人間たちを護るため、たった一人で悠斗と戦いに向かうことだったのです。

破星王vs最強陰陽師、ろくろvs悠斗


有馬「全く…何が陰陽頭が聞いてあきれるよ」


繭良「化野さん!?しっかりして、化野さん!」


悠斗「フフッ…待っていたよ、ろく」


ろくろの決意――生まれの経緯や破星王とか関係なく、自分の心が赴くまま、人の世を護りたいと願う己の信念に従って戦う。たった一人、悠斗との戦いにろくろは赴きます。

その戦いはあまりに危険で過酷。もしかすると一線を踏み越え、ろくろは破星王になってしまうかもしれません。だからこそろくろは紅緒と別れ、一人で赴いたのかもしれません。もしもの時は有馬に自分を殺してくれるよう頼んで。

ろくろ到着を喜ぶ悠斗。いよいよ二人の――因縁に決着をつける戦いが始まります。次回より始まる悠斗最終戦。果たしてその結末はどうなるのか。次回も目が離せません!

(ごとうあさゆき)

43話感想

双星の陰陽師/43話感想 ろくろの正体が遂に判明!「破星王」とは?全ては安倍晴明の千年計画。


闇無が取り込もうとした瞬間、逆に闇無の呪力を自らのものとし大復活を遂げた悠斗。再戦を挑む双星でしたがあまりにも強力な悠斗の前に手も足も出せず圧倒的な敗北を喫してしまいます。

悠斗の精神的な揺さぶりを喰らい暴走するろくろ――しかしそこに現れたのは死んだと思われていた陰陽頭・土御門有馬でした。

最強の陰陽師・安倍晴明が世界と人々を救うべく千年前に張った計画が遂に明らかになる双星の陰陽師第四十三話『千年の夢』のレビューです。

42話感想

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現世と禍野――安倍晴明、千年の夢の果てに


有馬によって間一髪救出された紅緒。禍野を脱出した有馬と双星はひとまず鳴神町は星火寮へと帰還、治療を受けることに。


有馬「僕が死んじゃったと思って、悲しかったかな?清弦」
清弦「別に…」
有馬「またまた。ちょっぴり泣いちゃったりしたんじゃな~い?」

そして有馬の口から闇無との戦いの結果と、そして死亡説の謎が明らかに。今回は様々な謎が一気に明かされていく展開です。


有馬「語りだせばキリがないから肝心なところを聞いて貰おうかな?…時津利府之儀を行なって、僕が見聞きしてきたことの核心をね」
善吉「時津利府之儀ですと!?」


清弦「だがあれは1人では出来ねぇはず…仇なす者の手で死の淵に落とされなければ…! 闇無を利用したのか!?」

有馬は自分の命を狙ってきた闇無を逆に利用して『時津利府之儀』を発動、精神だけを分離させ、1千年以上も過去の京都へと時を遡り、安倍晴明が仕組んだ全ての真実を見聞きして来たのでした。

千年後の未来――現在までの全ての状況をまるで見通すかように綿密な計画を立てていた安倍晴明の謀を恐ろしいと呟く善吉。


有馬「それは違いますよ音海さん……本当に恐ろしいのはこれからです」

それに対し「本当に恐ろしいのはこれからです」と語る有馬。果たして彼が見てきた真実とは…?


有馬「焔魔堂ろくろ君…キミの正体についてはなるべくショックが少なく受け入れ易い方法を工夫して伝えるつもりだったが…石鏡悠斗の介入を許し、極めて心無い方法で真実を知らせることになってしまった。全て僕の不手際だ。赦してくれたまえ」

そして遂に謎の判明はろくろの出生に纏わる秘密までも。事態は一気に物語の核心へと触れていきます。果たして安倍晴明が企てた計画の真実とは――!?

実は死んでいた有馬!?過去で彼が見た驚愕の事実とは?


はるか昔――人々が安らかに暮らせる世を願う安倍晴明は人々を救う中で人間が抱く怒りや憎しみ、嫉妬などの負の感情がこの世に災いをなすと考えるようになりました。


しかしこれら『陰の気』は思いのほか強大なもので、晴明は呪術によって『異界』を作り出し、『天御柱』による結界の中にその溢れ出す陰の気を封じ込めることにしました。


しかし異界には人々が抱く負の気が増大し続けるばかり――やがて異界は変貌し、死と破壊の世界『禍野』が誕生します。そして遂には禍野の地に集った負の気から『ケガレ』が生まれるのです。


『禍野』と『ケガレ』を祓い現世を守るために安倍晴明は陰陽連を組織します。そして自らの式神を授け十二天将を生み出し、ケガレへの対抗馬としました。そしてそれだけでなく未来への布石、世界の救済計画を施したのです。

一つは『双星』――禍野を滅ぼし、現世と人間を救う『神子』を生み出すシステム。

もう1つは『破星王』――千年経っても陰と陽のバランスが保てず、人間が救えない程愚かであり、禍野が祓え切れない程拡大していた場合、現世を滅ぼす存在としてケガレの王を生み出すシステム。


そう、ろくろこそ安倍晴明が仕組んだ壮大な計画の申し仔――千年かけて陰の気が成長した存在、『破星王』だったというのです。

失意の少年に求婚アピールする新たな双星候補(?)登場


珠洲「お・か・え・り~遅かったじゃ~ん♪」

紅緒を星火寮に残し、自宅に一人戻った傷心のろくろ――リビングの扉を開けるとそこで待ち構えていたのはのんびりくつろぐ婆娑羅・珠洲の姿でした。


千々石の防備術式と闇無の龍黒点術式を自在に操り婆娑羅でありながら現世訪問を可能にした恐るべき使い手・珠洲。

ろくろと紅緒の行動はすっかり観察されていた模様で、キス寸前までイチャラブしていたことも全部お見通し。破星王であることも。その上でなんと珠洲はろくろに求婚のアプローチを!?


なお本人に恐怖感が無いせいか緊迫感はありませんが、現世側にとっては悠斗並みに危険な存在になってます。


珠洲「どうしてそこで立ち止まっちゃうかな~?今自分で言ったよね?人々を守りたいと思ってきたって。キミは自分のことを人間だと思っていた時には自分のやりたいことを自分で選んで来たんだろ?どうして破星王になったらそが出来ないのかな?人間だろうが破星王だろうが自分は自分じゃ~ん♪」

ろくろにアドバイス(?)を残し禍野へと去る珠洲。果たしてその真意は一体…?


鳴神町復興に忙殺される中、紅緒へのお土産を買っていたろくろは街中であの男と再会するのでした。


ろくろ「なっ……」


悠斗「来ちゃった♪」

突然ろくろの目の前――現世に現れた悠斗。赤いバラの花束を持ってとかヤンデレにも程があります。ろくろLOVEが重過ぎですね(笑)

人類殲滅を目論む彼の発言に憤るろくろ。破星王として自分の配下になれと勧誘する悠斗はそれが出来ないのなら自分と戦えと煽ります。


果たしてろくろが下す決断は? 神子を生み人類を救う存在となるのか、それとも人類を滅ぼす存在になるのか? 次回以降のろくろの決断に全てが決まりそうです。

運命に従うのか運命に抗うのか?


有馬生還の話、清明の計画、禍野やケガレ誕生秘話、そしてろくろの正体と天御柱の関係――と次から次へと謎が明かされた今回、終局に向けていよいよ話が動き始めました。

悠斗の次なる動き、ろくろの決断、そして紅緒の行動が物語の行く末を左右すると思われます。そんな中でも残された2人の婆娑羅、神威と珠洲の動きが要注目、かつ大きなイレギュラーな存在になりそうです。朽ちて石となった十二天将の復活は果たして? 現世と禍野の運命を決める決断――この先の展開が非常に楽しみです。

(ごとうあさゆき)

42話感想

双星の陰陽師/42話感想 ヤンデレ悠斗のろくろ愛炸裂! 大ピンチの双星にまさかの救援――土御門有馬大復活!?


鈩の奮闘虚しく、闇無の策謀によって鳴神町の星火寮陰陽師を残し全滅してしまった陰陽連陰陽師と十二天将――しかしその闇無も悠斗の奸計にハマり消滅させられてしまいました。

十二天将に婆娑羅と圧倒的な呪力を得て復活した悠斗。2年ぶりの再会に激闘始まる双星の陰陽師第四十二話『故郷は禍野』のレビューです。

41話感想

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因縁の再会。悠斗vs双星!


復活した悠斗を前に、雪辱を誓い、これまで厳しい修行と激しい戦いを積み重ねてきたろくろと紅緒は意を決して戦いを挑みます。


以前にも増して磨きのかかった連携にレゾナンスを使った連続攻撃――息の合ったコンビネーションを次々繰り出すろくろと紅緒。


悠斗「陰陽師も十二天将も、ケガレも婆娑羅も全ては僕の餌でしかない。だってこの世は弱肉強食、み~んな最強である僕のエサなんだ。そしてろく…君もね」

しかし闇無の呪力を吸収した悠斗は易々とそれを防御。まるで歯が立ちません。


新技ゴルドスマッシュを使い追い詰めるも悠斗は禍野の下層のさらに下へと逃亡。双星の2人もそれを追ってどんどん奥へと飛び込んでいきますが――


天御柱の根元に降り立つ悠斗、そして双星。はたしてここは禍野か、それとも現世なのか――?


悠斗「ここはね…第5階層のさらに下。この世の最も深いところ。常闇の間だよ」
ろくろ「常闇の間?」
悠斗「ここの存在を知っている者はごくわずかだ。並の人間は立つことはおろか、呼吸することさえままならないからね」


紅緒を邪魔に感じた悠斗は強大な呪力を用いて強力な結界を生成するとそこに紅緒を閉じ込めます。ろくろのゴルドスマッシュを応用した遠距離集中攻撃を紅緒に浴びせ、いたぶる悠斗。


悠斗「今度はこの世で唯一人の、大切な奥さんを失う…何も出来ずにね。ろく…君はそういう運命なんだよ。出会った人達をみんな不幸にする…キミはこの世界にいちゃいけないんだ」


紅緒をいたぶるのと合わせて雛月の悲劇を思い出させろくろを精神的に追い詰めていく悠斗。ろくろの必死の攻撃も悠斗には全く届かず、苦戦を強いられる中、突如ろくろの身に異変が起きて――!?


悠斗「もっと怒りなよ、もっと本気になるんだ。そうすればキミは本当の姿になる。キミは…ケガレなんだから」

禍野と現世の繋ぎ目


今回戦いの舞台となったのは禍野の最深層部――第5階層のさらに下。悠斗曰く禍野と現世の境界に当たる場所だそうです。


つまり現世側の天御柱と禍野側の天御柱(?)が表裏一体になっている場所ということなのでしょうか。それとも2つの天御柱は同一のもの?

しかもここには千年以上も前に陰陽連を創始した史上最高の陰陽師、安倍晴明が生きたまま眠りについていました!?


ろくろ「安倍晴明が…」
紅緒「生きていた?」
悠斗「そう、ついさっきまでね。だって安倍晴明の呪力は僕が頂いちゃったから」

安倍晴明の呪力も取り込み、その知識もろとも全ての呪力を奪って殺したと嘯く悠斗。果たして真実は?


悠斗「もう少しだ! ろく、もう少しでキミは――」

そして悠斗が知ったろくろの正体とは? 暴走したろくろはあの胸に清明紋の輝く覚醒状態の姿へと変わり――!?

まさかの復活!?土御門有馬再臨!


有馬「全国の女子高生のみんな、お待たせ~土御門有馬だよ~!!」

ろくろと紅緒の危機に突然復活を成し遂げ現れた有馬。一体なぜこのタイミングで? 可能性的には闇無が滅んだことで彼の張った封印が解け、それで復活出来たという可能性が高いですが…となると陰陽頭代行の御影が神託で得た「お隠れになった」という情報は…?

この辺りの事情は次回説明が行われるんでしょうけど、陰陽連がほぼ壊滅してしまった現状では非常に頼りになる援軍です。


有馬「今日のところはこれで失礼するよ」
悠斗「…あ~あ。まんまと逃げられちゃったな…陰陽頭は伊達じゃないってことか」

有馬の機転で戦いは一時中断。双星はなんとか現世に戻ることに成功します。果たして紅緒やろくろの容態は?陰陽師側の戦力もわずかですが、ケガレ側も悠斗、それに未だ姿を見せない神威と珠洲のみとわずかです。

蘇った悠斗が次はどう動くのか。そして現世と禍野の運命はどうなってしまうのか――次回の展開が楽しみです。


巧みな術で悠斗の隙を作り、紅緒の結界を無効化し、ろくろ共々回収に成功した有馬はその場をさっさと撤退します。この辺りの判断の早さは見事です。普段の言動はおちゃらけていますがやる時はやる、さすがは陰陽頭なだけはあります。

▲Twitterより。チョコを一杯貰って食いまくる悠斗…一体誰から貰ったんでしょうか(笑)

(ごとうあさゆき)

41話感想