小林さんちのメイドラゴン/水龍エルマはスイーツが美味しくて仕方がない 厳格さと防御を司る作中随一のいじられドラゴン

トールはどちらかといえば、これぞドラゴン!という史実に捉われないSFの古典的なドラゴンの姿をしていますが、小林さんちのドラゴンたちは基本的に、伝承のドラゴンに近い容姿とエピソードを持っています。

ドラゴンと言えば忘れてはならないのが水のドラゴン、もとい、リヴァイアサンですよね。リヴァイアサンは、8話で遅れて登場してきたエルマがベースとなっています。


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調和を司る小林さんちの防御勢


エルマは着崩した着物を着ていて、お尻から尾びれ、手には三叉の槍を持っています。もちろんベースはリヴァイアサン(レヴィアタン)ならぬ神の創りし最強の水棲生物。尾びれが特徴的なだけにモチーフとしているドラゴンが一番分かりやすいキャラですね。(+麒麟と見てみる興味深い記事もあった。)

でもよくみたら額から生えている“ぐにゃぐにゃ”の角も印象的。トールやルコアのように左右の側頭部から伸びている亜人キャラ、コスプレではお馴染みの角ではないため、エルマには常に誰よりも亜人の生々しさがつきまといます。


リヴァイアサンを端とする、OPでもちら見せされている白い水龍であるエルマの力の程は、トールと互角です。ただしそれは両者が戦った場合。


トールは空を高速で移動できたり、時空間移動などもできますが、エルマは飛行能力は得意というほどではないし、時空間移動もできません。が、エルマは結界を張ることが出来たり、水を操ることができ、その辺りで役割がはっきりしてもいます。(ちなみにエルマ曰く、「強さは同格だが、生まれが違う」。この“生まれ”の解釈には色々と考えが及ぶ。)

異端の調和勢として

一時期、エルマは人間たちから巫女として信仰されていました。目的は「食べ物が美味しいから」。

トールとエルマは混沌勢と調和勢に組していながら個人で動いているお互いの変わりドラゴンっぷりに興味を示しました。そうして長年二人は共に過ごすことになるのですが、結局喧嘩して道を分かちました。


▲ 5巻 この辺りのエピソードは個人的にもっと見たい。2期をやるならドラゴンたちの過去をメインに掘り下げてほしい。

トールが「火を吐く」なら、エルマは「水を操る」。トールが破壊をするなら、エルマはその破壊から街を守る。小林さんが仲が良いと言えば二人でハモって否定する、水と火の相対関係のままに二人はいわゆる犬猿の仲という間柄にあります。

一番まともに現代を謳歌するドラゴン


神話のドラゴン、もとい極めて神に近い存在なのに人間社会(現代日本)を誰よりエンジョイしているのは、コミケで本まで出してしまった根暗ドラゴンのファフニールですが、エルマも実は負けていません。

といっても楽しみ方、方向が少し違っていて、エルマはこれまでのドラゴンと同じようにトールの周辺で暮らし始めるのですが、まさかの社会人として働きます。もちろん一人暮らし。オフィスレディ。


▲ EDを見ていると、ルコアにつきまとうわずかな憂いとは裏腹のエンジョイっぷりも相当な気がしてくる。(笑)

しかも、小林さんの会社に入ってきて、パソコンの起動も分からないほどド素人だったのからやがてコーダーとして、プログラマーとして小林さんから認められるほどの腕前に。(その能力分けて。)働いて稼ぐのは常識人らしいエルマの処世術というか、暮らし方ですが、稼いだお金の多くは食べ物、特にスイーツに費やしているグルメなドラゴンでもあります。


▲ 最近はビルス様をはじめとして、美味しいものに弱い神様が本当に多い


また、公式のキャラ紹介で「ちょっと抜けているのが萌えポイントです」とクール&ドライな小林さんから珍しく萌えられているドラゴンでもあって。抜けているのその言葉のままに食べ物に釣られて条件反射で動いてしまう作中随一の便利キャラでもあり、水と油というにはちょっとエルマが可愛すぎるトールとエルマの犬猿な関係でもあります。(*´ω`)